■　いつくし園さつき亭・増築（旅館）
場所　　： 岩手県一関市厳美渓
工事　　： 1990年6月〜1991年8月
設計協力： （構造）　加藤正之建築研究所
（設備）　蘇理建築設備設計事務所
施工　　： 佐々木組
　（内装：大丸・高島屋）
構造　　： 増築部・SRC造4F及びRC造2F
敷地面積： 11,762.0m2
建築面積： 3,571.6m2
延べ面積： 7,240.9m2
施設内容： 客室47室／大中小宴会場／大浴場・展望風呂／クラブ／夜食処／民具展示館／・夜食処／民具展示館／コーヒーラウンジ
謳い文句： “気品と温もりにあふれ、しっとりと落ち着いた宿で至福のひとときを”
交通　　： 東北自動車道・一関ICより8分
JR一ノ関駅下車タクシー20分
電話　　： 0191-29-2101

旅館正面


ロビー
ＨＰ　　： http://www.itsukushien.co.jp/
温泉　　： 弱アルカリ、45゜C、120リットル／分、敷地内源泉
環境　　： 藤原平泉洛南の景勝地。中尊寺、毛越寺の近場に位置。
設計主旨： こだわりと遊びを取り入れた上質な空間

設計者の
一言　　：

 内部の意匠は、数奇屋を意識したデザイン。飽きのこないデザインを目指す。



■　佳松坊福松・増築（旅館）
場所　　： 栃木県鬼怒川温泉
工事　　： 1990年8月〜1991年3月
設計協力： （構造）　加藤正之建築研究所
（設備）　青山設備設計室
施工　　： ヤマト建設
構造　　： 増築部・SRC造6F
敷地面積： 3,318.0m2
建築面積： 1,479.5m2
延べ面積： 6,099.2m2
施設内容： 客室60室／大中小宴会場／大浴場・露天風呂／カラオケくらぶ／会議室 ／朝食堂／そばコーナー
謳い文句： “鬼怒川渓谷沿いに建つ、恵まれた立地。リーズナブルな宿泊施設”
交通　　： 日光宇都宮道路・今市ICより15分
東武鬼怒川温泉駅下車徒歩8分
電話　　： 0288-77-3311
温泉　　： 弱アルカリ泉
環境　　： 鬼怒川温泉のほぼ中央
周辺　　： 日光、中禅寺湖、竜王峡、塩原もみじライン等

客室


大浴場
設計主旨： 新館を増築。和風の落ち着いた意匠。
設計者の
一言　　：		 既存部分との施設の落差が気がかり。



■　不動滝旅館旗亭濫觴（らんしょう）・増改築（旅館）
場所　　： 福島県会津若松市東山温泉
工事　　： 1993年9月完成
設計協力： （構造）　加藤正之建築研究所
（設備）　蘇理建築設備設計事務所
施工　　： 戸田建設・会津土建JV
構造　　： 増築部・RC造6F
敷地面積： 2,961.3m2
建築面積： 1,799.2m2
延べ面積： 6,835.5m2
施設内容： 客室41室／大中小宴会場／大浴場・露天風呂／クラブ ／朝食堂／夜食処　　
謳い文句： “湯川の辺り、遊行僧の開湯以来1300年の歴史を刻む伝承の宿”
交通　　： 磐越自動車道・会津若松ICより20分
JR会津若松駅下車タクシー15分
電話　　： 0242-26-5050
ＨＰ　　： http://www.aizu.com/ryokan/
E-MAIL： fudotaki@orion.ocn.ne.jp
温泉　　： 弱アルカリ泉
環境　　： 東山温泉の中心に位置。
観光　　： 会津若松古都散策、鶴ｹ城、日新館、五色沼、磐梯山、猪苗代湖、会津漆器
設計主旨： 新館を増築。東山温泉らしく和風で華やいだ意匠。
設計者の一言： 長持ちするデザインを目指した

全景


客室階廊下



■　修善寺の家
場所　　： 静岡県修善寺
工事　　： 1998年4月完成
施工　　： (株)稲茂
構造　　： 木造在来工法　平屋建
建築面積： 132.2m2
施設内容： 居間、DK、和室・床の間付き、書斎、書庫兼納戸、浴室、洗面所、便所、洗濯コーナー
環境　　： 丘陵地
設計主旨： 都会で勤務し子供たちも独立。伊豆の地を選んでの、定年を迎えた二人の「終の棲家」
設計者の一言： 建主とは、むしろ同世代に属する。住まいに関して、かなり同感して設計した。
和室以外の壁に“漆喰”をかなり多用した。請け負った工務店と確認して決めた。
昨今の建築職人にとって不慣れとなってしまっている仕上げであるからだ。湿気を吸収するので日本の気候にいいが、その反面、収縮するので亀裂が出やすく施工精度と熟練が要求される。（また、子供のいる家庭には汚れやすく傷つきやすい仕上げなので採用に躊躇する。）
囲炉裏を居間の真ん中に配した。建主のご主人の希望である。囲炉裏を囲んで、東京からの友人を歓待するという。疲れないよう足の投げ込み式にしてある。
材質感が生かされるようなデザインを狙い、色は無彩色とした。
居間の窓先は雑木林が迫っている。居間の板の間（床暖も完備）で一日ひねもす寝転んでいると、自然の中に人間が回帰できる　ようにしたかった。

全景


居間






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